【サガステ】なぜサガステはこんなにも私の心を震わせるのか

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連日サガステの感動を書き続けている昨今でございます。

 

私がサガステを観てから、早くも20日以上が経過しているのですが、自分でも驚くべきことに感動の熱はいまだ冷めません。一つのことにこれほどまで熱くなったのは本当にサガステをおいて他になく、ただただ語りたい、語りつくしたい、語れど語れどとめどなく語りたいことが湧いてでてきて止まらないという、まさにハマってしまった状態なんです。

それぐらい私にとってサガステは特別でした。特別な興奮と特別な幸福。およそ三時間ばかりの体験に、その時間以上の濃密な感動があふれるほど詰め込まれていました。

あの日から、毎日毎日、それこそ比喩ではなく毎日サガステのことばかり考えています。あまりにも幸せなあの三時間を記憶にとどめておきたくて、わずかなりとも薄れていくことが怖くて、日々思い出しては大脳皮質への定着をはかろうと言語化を試みます。言葉は自然と出てきました。自分がこんなにも長い文を書けるだなんて、知りませんでした。好きなことを好きなように好きなだけ綴る。それがこんなにも気持ちがいいことだなんて思ってもみませんでした。自分にとってのサガステを語りながら、自分の知らない自分を発見する、そんな毎日でした。サガステは私を変えました。私に、集中してものを観る力をくれました。すべての瞬間を味わいつくしたくて、感受性の毛穴を200%ひろげて作品を味わうことの恍惚を知りました。佐藤アツヒロという才能はもちろん、自分が知らなかっただけで世界にはこんなにもひたむきに芸に打ち込んでいる本気の人たちがいることに気付きました。そしてなにより、サガステは私に、愛するものを愛していると叫ぶ快感を教えてくれました。改めて言います。サガステは本当に最高でした。愛しています。すべてが終わったあとも、この愛は冷めるどころか熱を増し、燃え上がっています。

 

いつからこうなったのでしょう。時間はすこしさかのぼります。サガステを観終わったときのことです。とてつもないものを観た。とてつもない、本気の「ロマンシングサガ」を観た。圧倒されて、呆然となって、そのまま会場をでて電車にのり、帰路につく中でようやくすこし落ち着いてきて、こう思ったんです。

 

この火を絶やしてはいけない。

 

もりあげよう。サガステを、世界のはじっこから盛り上げよう。火をくべて、風を吹かし、大声で感動を叫んで、ひとりでも多くの人にサガステの良さを知ってもらおう。おこがましくも、そう思ってしまったのです。

それは私なりの使命でした。

子供の頃からロマサガ2を愛しつづけてきたひとりのサガファンが、サガステというプレゼントを公式から受け取ってしまった。それも限りなく高水準で、どこからどうみても本気で作ってることが伝わってくる、あまりに誠実なる新解釈。

もう、だから、お返しするしかない。

サガステという超本気のロマサガ愛に、ファンとして返せる精一杯の誠実さで。本気で味わい、本気で喜び、本気で素晴らしさを語りつくす。そんなことを、思ってしまったんです。

 

サガステはこんなにすごいよ。

サガステはこんな見所があるよ。

サガステはこういう奥深さがあるよ。

 

だからすぐに、原作未見派のための鑑賞ガイドを書きました。

 

サガステはこう語れば楽しいよ。

サガステはまだまだ盛り上がってるよ。

サガステは繰り返し観ても面白いよ。

 

そう思ってほしくて、大阪公演までに復習ガイドを書こうと思いました。

 

サガステ、私はこんなところに感動したぞ。

サガステ、こんな気付きも得たぞ。

サガステ、ロマサガへの愛が伝わってきたぞ。

サガステ、ありがとう。

サガステ、ありがとう。

サガファンで良かった。

サガファンとして報われた。

 

その思いのたけを、毎日ブログに書くことになりました。

 

だからいまもサガステは終わってません。

何年か経ってから、サガステを生で観られなかった人たちが、こんなにも千秋楽後に繰り返し愛され続けたコンテンツがあったのかと驚くような。そんな伝説的な公演になるかどうか、それはこれからのファンのふるまい次第なのかもしれない、なんてことも考えてます。大げさかもしれないですが、世界のはじっこから私はそんな夢をみながら、しばらく火をくべ続けていきたいと、そう思っています。

 

かつて、ドラクエやFFのような形式のRPGとは別の道をいき、本来の意味での「ロールプレイングゲーム」を家庭用ゲーム機で再現しようとして作りあげられた、出自からして「本気で本物を作る」というロマサガの理念は、サガステでもまぎれもなく再現されていました。

 

通好みのサガシリーズとは言われるけど。

要は、ゲーム観に一家言あるファンばかりのめんどくさい愛され方をしているロマンシングサガ

好きな人は大好きだけど、クラスの多数派ではなかった僕たち。

愛がなくてはついていけない世界。

ゆく道は細く、だけど歩くかぎりは後悔だけはしない、そんなロマンシングサガとそのファンの生き方に。

 

サガステは、やっぱり変わらずに、いかにもサガシリーズらしいやりかたで微笑んでくれました。ぼくらはこれでいい。このままで行こう。信じるものを、信じるままに、ただ最高を、本気で作り出すだけ。

 

それを受け取る者として、

私は今日もサガステを思い出してます。

記憶のなかのキラキラした光景を、心のいちばん手前でためつすがめつしながら、あの感動は嘘じゃなかったと、今日も、明日も、サガステを楽しんでいます。

 

サガステに出会えて幸せです。

 

サガステを作り上げた全ての人たちへ、消えることのない感謝をここに刻みます。

 

 

今日はこんな感じです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。